2006釣行記



4月22日
約半年ぶりに支笏湖へ向け車を走らせる。見慣れた風景がつぎつぎと目の前に現れては後方に去ってゆく・・・
残雪に覆われた恵庭岳・風不死岳・樽前山の雪渓が視界から消えてはまた現れ次第にその姿を大きく現す。車から
感じる限りは風もなく大陽も照りつけ暖かそうな感じだったが・・・沿道のポイントにはアングラーの車もポツポツ。皆さ
ん気が早いね〜〜〜。見慣れた場所に車を止めポイントへ残雪に足をとられながらむかう。湖面を渡る風は思ったよ
り強くそして冷たい。。。すぐに帰りたくなったがそれでは「根性なし」と、誰かに言れそうなの適当にフライを選び今年
の初シューティング。が・・・風で戻されました(>_<)。1時間半ほど頑張りましたが釣れるはずも無く退散しました。
まあ最初から釣れるとも思っていなかったのでショックもなく・・・また行きます。。

4月25日
早朝に降ったのだろう道路脇や湖岸には薄っすらと新雪が積もる支笏湖。本格的な春はまだ先なのだろうか???
先日ここを訪れたときよりは風が弱かった分釣りには良かったが長い間水の中に入っていると水の冷たさの為にだ
んだんと足がしびれる様な感じになる為に適当に休息を取りながらRODを振る。が、全く魚の気配が無く今日も退散
してきた。本来ならば正面に見える山も雲に覆われて全くその姿を見る事が出来なかった・・・つづく

5月4日
GW真っ只中なので道路も空いているだろうと思って余裕でゆっくり目の出発だったが、予想に反して渋滞まではい
かないものの結構混んでいた支笏湖周辺。特に有料駐車場はビッシリだったみたい・・・この所の陽気のせいか、周
囲の山々の山頂も徐々に山肌を見せる比率を高めてやっと支笏湖にも春が訪れたのか。。。今日は風も弱く気持ち
の良い天気だったが、まだまだ修行が足りないのか運がないのか釣れずに帰宅の途に着く。次回はチョット作戦を
変えて挑みます。写真を撮ってきますので期待してください (ホントかよ???) ・・・つづく

5月8日
天気予報が雨から晴れに変わり朝起きると快晴の連休開けの月曜日。今回は2年ぶりに千歳川へ車を走らせる事
に前回の支笏湖の帰りに決めていました。作戦を変えるとは実はこんな事だったんです。川は水量もそんなに多くな
く相変わらず素晴らしい清流がオイラを迎えてくれました。オイラは下から釣りあがり好きなポイントへ到着。対岸には
ルアーマンが一人・・・下の方で小さいヤマメを釣ったそうです。ドライでは全くダメで巻いたばかりのニンフへチェン
ジ。。。その一投目で今年の初ヒットブラウン28センチをゲットしました。小ぶりとは言えウレピ〜〜〜一匹でし
た。なお写真にはオイラも影で写っています。・・・次回も期待かな???対岸のルアーマンさんその後いかがでした
か???・・・つづく

5月16日
春を飛び越え一気に初夏を思わせるような陽気が続く今日この頃・・・こんな日には思いっきり水遊びが良いかと思い
支笏湖へ向かう。前回の勢いで今回もと、少しは気合も入ったかどうかは知りませんが若葉の芽吹いてきた支笏湖
周辺。湖面に出ると爽やかな風がオイラの体にシャワーのように当たり心地よい。沿道にもアングラーの姿がそして
ポイントにも数名のフライマンが。周りも釣れてる様子もなく、オイラも釣れずにまあ、こんなもんだべと、思いつつ帰宅
の途に・・・帰り近くの川を覗いたら雪しろで増水中でした・・・つづく

5月22日
曇天の支笏湖。次第に風も強まり寒さを感じる。時より湖面に雨粒が落ちる・・・明日からは雨のようだ(ショック)。。
付近の川はただいま大増水中で川での釣りは6月の中くらいまではオアズケかも・・・つづく

6月7日
約2週間ぶりの釣行はそろそろいい感じの季節を迎えたであろう支笏湖へ。。。余談ですが先日札幌駅の方まで私
用があり、そのついでにYカメラ店でデジカメを購入してきました。前回もW杯の年に買ったのと4年間使ってそろそろ
飽きてきたのと、いろいろな思いが入り混じって・・・今度のデジカメは1m位の高さから落としても壊れないのと、な
んと言っても水没してもへっちゃらの様で水中撮影も可能なようです。値段もお手頃、皆さんも是非。。。と言う訳で小
雨交じりの支笏湖は水量が多くて。。。そのせいにする訳では無いけども・・・早く新しいデジカメで巨大な奴の写真を
撮ってみたいもんだ・・・明日の天気は良さそうだ・・・つづく

6月8日
天気予報では何とかもちそうだったので、今日は千歳川へ。水の量が多いとは知っていたがこれ程とは。。。しかも
霧雨交じりの天気でベストもだんだんと濡れてくる。おまけに魚の反応も全く無くだんだんと悲しい気持ちに・・・そこ
で車で移動してリ・スタート。が、この頃から天気が徐々に崩れ霧雨から小雨に。あまり粘る事も無くあっさりと帰還。
冷え切った心と体を温めてくれたのは「ちとせの湯」だった。。。明日は雨か。。。つづく

6月15日
なかなか時間が無いのと天気も崩れそうなので午前中1本勝負の支笏湖参りを敢行。が、途中から雨が降ってきま
した。そこで何を血迷ったか急遽千歳川に変更。別にビビィっと来た訳では無いんですが・・・とにかく増水中の千歳
川に到着。雨の方は霧雨程度でした。早速準備してポイントへ。。。前回よりも更に水が増えた様で流れも速く重そう
でした。何も釣れづにポイント移動。この頃には雨も上がっていました。ここで小さいブラウンらしきものが2回ほど来
ましたがフッキングせずに無念のギブ。そろそろ魚の顔をみたいな〜〜〜つづく。

6月19日
急に思い立った訳ではないものの2日ほど前か計画していた今年の初遠征道南に行ってきました。天気も良さそうだ
ったので安心して行ってきました・・・最初入ったのが鳥崎川。数年前にブラウンを釣った思い出があります。今回も
そのポイントへ直行です。が、たまに魚影が見えるだけで全く釣れずに多少の焦燥感を感じつつ次なる野田生川へ。
もう10年以上前に来て以来です。確か奥尻地震の直後だったと思います。以前とは多少川の流れが変わった様な
気がしましたがポイント目指して釣り下がり目指すポイントに到着した頃何故か空から大粒の雨が(;-;)安全なとこ
ろまで引き返し大きな木下で雨宿り。。。小降りになってきたところで再スタート。でもその後も雨は降り続き傷心の
中この日はギブ・・・道南遠征の初日はなんとボーズだった。宿は八雲町の遊楽亭。足をつり激痛に悩まされながら
もながらも道南の夜は更けていった・・・

6月20日
このままボーズでは帰れない。。。と、強い気持ちで北上し利別川の支流へ到着した時には9時を回っていた。天気
予報では何とか午前中はもってくれそうだったので午前の一本勝負。最初のポイントは何も釣れずにサッサと車で移
動。。。次のポイントでも全然釣れずに何度かフライの交換。そしてアントにしてか小振りながらもらやっと
アメマス・
ヤマメ・イワナが釣れだした。やっぱりフライなんだなあ〜〜〜っと思い知りました。
写真も適当に撮って来ました。
見てねっ・・・・つづく

6月29日

快晴の朝、支笏湖へ向かいながらも、そろそろ「セミ」かな???と思いつつ車を走らせポイントに到着したが約1時
間後にはギブ・・・水が多くてイヤ(-_-;)(-_-;)。すぐに尻別川に向かう。水の量が少し気にはなったが大丈夫だった。
最初は全然ダメだったが小さいながらもニジマスをキャッチ。釣れただけでもヨシとします。。。つづく

7月1日
週末の釣りは久しぶりで釣り場も混むんだろうと思いながら目指す川へ到着したのは空一面に青空が広がった午前
5時を過ぎた頃だった。ポイントには先客も無く一番乗りだったみたい。。。ガンバッテ早起きした甲斐があったか??
3時間ほど遣ったが全然ダメで場所移動・・・が、どこのポイントも車・クルマ・くるま。しかたが無いのでクルマの無い
ポイントで再開した。すると上流から3〜4人が下からも2人・・・まるで釣堀のようなこの川でニジマス31cm
釣り上げたのは運が良かったのかも・・・つづく

7月19日

約20日ぶりの釣行。。。前日までの雨の為に川の濁りと増水が予想されたためにどうせなら以前から増水中の千歳
川に行く事に朝車の中で決めた。それにしても7月のこの時期に釣りに来れなかったのは・・・いくら仕事が忙しくても
オイラの根性もこんなものか(-_-;)。千歳川は大雨の後にもかかわらずいつもの清流で出迎えてくれたが魚たちはオ
イラには冷たくその姿を見せることもなかった・・・つづく

7月26日
約1年ぶりの日高方面への出張。以前には毎年何度か行っていたんですが最近はあまり良い思いも出来なくなって
きたので、ついつい足を運ぶ回数も少なくなりました・・・今回はA川とB川でした。朝はA川へ。ポイントはたくさんあ
り今にもデカイのが出そうなんですが出るのは人差し指サイズのヤマメばっか。。。適当なところで諦めB川へ移動。
前回はもう4年ほど前に来た川でした。ここでもお目当てのニジマスはヒットせずホドホドサイズのヤマメが釣れた
だけに終わってしまった。A川でお会いしたエサ釣りのおじさんその後はどうでしたか???楽しいお話どうもありが
とうございました。これからも釣りと自然と人生を楽しみましょうね。。。つづく

8月31日
暑かった夏も終わりに近づき支笏湖沿線にもすすきの穂が涼しそうに風にゆれていた。久しぶりに支笏湖へ行ってみ
たが水も多くしかも湖岸からの至近距離には濁りもあったために諦め、尻別川に向かう。。。先日来の雨で増水の心
配もあったが、それどころか減水気味。ポイントからは暑い夏を乗り切った25cmほどのニジマスが元気な姿を見
せてくれた・・・つづく

9月6日
風は全くない。正面に見える羊蹄山の頂に入道雲が、高く陽に輝いて、つくりつけたように動かない。。。時より秋の
雲が日の光をさえぎるように風に身をまかせるように流れていく・・・尻別川周辺では最早夏は過ぎ秋の気配がただ
よい始めている。今日も前回と同じようなサイズのニジマスが川の流れの中からフライに飛びつきその姿を見せてく
れた。釣りもあと2ヶ月どんなドラマが待っているのだろうか・・・橋の下で会ったエサ釣りのおじさん(お兄さんかな)
下のほうはどうでしたか?お互いに大物でも釣りたいですね。。。つづく

9月15日
外は闇だ。まるで墨をぬったような、真っ暗闇の中に数個の小さな星が見える。あまりの暗さに外の気温の低さが想
像できる様だ・・・何年かぶりに滝上町のホテルで迎えた夜は、またまた足をつった為の激痛に悩まされての夜とな
ってしまった。。。数時間前・・・久々の渚滑川でニジマス40cmを釣りその後も30cm位のニジマスを5〜6
匹ほど釣りポイントを移動したが釣れずにホテルへ。日ごろの運動不足と久しぶりに結構な距離を歩いた為にこの時
期に足をつる、なんて事は恥ずかしくて人には言えないですよね・・・2日目につづく

9月16日
渚滑川での2日目朝9時前にホテルを出発して目指すポイントへ・・・ところが何処のポイントにも車が数台。携帯を見
るとなんと今日は土曜日だった。すっかり忘れていた。。。それで初めてのサクルー川へ。初めての川でポイントもわ
からずに、再び本流へ移動。車の少ないポイントで釣行開始。以前に入った時よりも川幅が広くなっていた。そこでも
30cmのニジマスを釣れたのは運が良かったか・・・つづく

9月29日
中秋を過ぎいつの間にか晩秋をむかえたこの頃。。。朝晩はすっかり冷え込むようになりシーズンの残りも少なくなっ
たのを実感する。長い間水位の高かった千歳川もこのところ幾分水位が下がったようで、なんとか川の横断も出来更
にラッキーな事にブラウン34cmも釣れて久々の千歳川に満足した。加えて千歳川の水の綺麗さには何度この
川を訪れても素晴らしいの一言。いつまでもこの様な川であってもらいたいものだ・・・つづく

10月3日
たぶん今年最後の遠征は先月につづき渚滑川。この川に10月に入ってから来るのはおそらく初めての事。先月より
もなんとかBIGな奴を釣ってやろうと少しは気合も入っていたのだが最初のポイントに先行者が入っていたために仕
方なく違うポイントに入渓した。釣り上がって間もなく25cm・33cmのニジマスを釣り幸先の良い感じだったがその後
は鳴かず飛ばずの為に車で場所移動・・・それにしても平日と言うのに随分人がいるもんだ。。。車のいない場所を見
つけて開始したが下流の大きなプール出たが痛恨のバラシ(´ヘ`;) 悔しいので余り大きくはなかった・・・と言う事に
しておきます。そして、またまた足をつりながらの夜は更けていったのでした・・・つづく

10月4日
2日目最初に入ったポイントはもう4〜5年前に一度だけ入ったポイントになんとなく・・・大きな理由は1番乗りだった
様なので。この日は昨日よりも悪く25cm位のニジマスが釣れただけ。ちょうど昼頃納竿し時間があったので上川の
愛山渓温泉に入って帰宅。今回の遠征でたくさん釣れたものがあります。それは・・・・・・落ち葉・・・・・・でした。川
の中にはたくさんの落ち葉が漂い少々の風でも舞っていました・・・秋は確実に深まりつつある様です・・・つづく

10月13日
すっかり朝晩の冷え込みが厳しくなってきたこの頃。久々に千歳川へ向かう。水量が心配だったがやっぱり多かっ
た。前回渡れた場所も渡れずに場所を変える・・・そして20cmほどの魚が釣れかかったが途中で針から外れてしま
った。。。たぶんヤマメだろうか???これを最後にその後は魚は姿を見せず納竿となる。付近の山々は徐々に色彩
豊かになり、あと1週間ほどで紅葉の見ごろを迎えるようだ・・・つづく

10月19日
最早見頃を終えたのか枯れ葉が舞う沿道を抜け久しぶりに支笏湖のポイントへ向かう・・・快晴を期待していたのに
全く太陽の恵みには恵まれず湖面を吹き抜ける風も冷たかった。。。正面に見える湖畔には日が差しているのに・・・
湖面は一時期に比べると少しは水位も下がったようだったが、フライに飛びついてくる勇気あるサカナには出会えず
に早めのギブとした・・・つづく

10月23日
朝ふと見上げると近郊の手稲山の頂上付近が雪化粧していた。TV、NEWSによると例年よりも1週間ほど早い初冠
雪だ。「山に3回里に1回」と言う位なのでそろそろ札幌でも初雪の季節か。。。昨日の夜までは寒そうだったので余り
気が向かなかったが起きたら気が変わっていた・・・前回とは違い今日は天気も良さそうなのも気持ちに拍車をかけ
てしまったか。千歳川は水量は少なめで良かったが落ち葉の量が非常に多く***つづく

10月30日
正面にすっかり赤茶色に染まった山が見えるポイントに付いたのは、ちょうど昼頃だった。車を止めた数十メートル
先とは違って吹き抜ける風は冷たかった。周りには数人のアングラーの姿も見える。。。思ったよりも風も強く向かい
風に向かってキャストしても思ったところまでは届かない始末・・・若干風邪気味のためあまり粘らなかったものの途
中2度ほど悔しい思いもした為に近日中にリベンジをしてみたいもんだ。。。つづく

10月31日
サクッザクッと音をたて落ち葉のジュウタンを踏みしめながら目指すポイントへの道を昨日に続き今日も進む・・・日の
光は届かないものの昨日に比べると風がない分暖かく感じる。昨日のリベンジと意気揚々と向かったまでは良かっ
たが波も余りなく全くサカナの気配も感じられずにポイントを移動するも状況は変わらずギブ・・・もう明日から11月で
今季初めて支笏湖で雪虫を発見。冬はもうすぐそこまで来ているのを実感した・・・つづく 

11月11日
総評

総評というほどの事もありませんが一応・・・去年もやりましたので。。。悪しからず。。。
今年の釣りは結果的には10月の31日で終了となりました。本当でしたら11月の1〜3日まで休みを取っていたので
天気が良ければ釣りに出かけようと思っていましたが生憎の天気となってしまいさらには、最近の天気予報を見ても
雪マークが並びだした事から今年はもうギブです。釣りのほうですが最近は釣れる釣れないよりも気分転換というか
リフレッシュ・自然の空気との触れ合いの方に比重が少しずつ移ってきた様に思います(釣れなかった言い訳と思っ
てくれてもOKです)。。。まあ、無事にシーズンを終了できた事が一番良かったと思っています。来年もかくありたいと
思っています。それと、釣りとは関係がありませんが今年の7月道北に旅行した時(最初から釣り以外の目的でし
た)に以前からの希望だったサロベツ原野に行きエゾカンゾウと利尻岳を見る事が出来ました。ちょうど天気も良く
利尻岳に沈む夕日も見る事が出来感激しました。太古の昔から人知れずこの様な情景の繰り返しがあったことを
思うと我々が住んでいるこの星の豊かさと素晴らしさを実感せずにはいられませんでした。三浦綾子さんの著書『天
北原野』よるとエゾカンゾウと云う花は「素朴で真実で、そして気品がある」そうです。北海道に生まれ育った私でした
が初めて利尻岳に沈む夕日を見たときこの北の大地に生まれ育った事に心の底から誇りを感じたものです。来年も
各地に釣りに行ったときには魚のカオばかりではなく北海道という大自然の営みの表情も是非見ていたいと思いま
す。でも正直・・・・・・・デカイのが・・・・・・・釣りた〜〜〜〜〜〜いです。。。温泉は適当にUPしますんでヨロシクね





home back