2007

番外編・長崎旅行


1冊の小説から始まる旅もある・・・

今年の冬も何時もの年の冬と同じように何冊かの本を読みつつ冬が行き過ぎ、春の到来を待っていた・・・ある日、何
時ものように本屋に行き本棚の前を何度か往復する間にふっと 遠藤周作 前で足を止め、ある一冊の本を手にして
みた。元々 遠藤周作 さんの本は中学生の頃に読んだ 「ぐうたらシリーズ」や「楽天大将」その後によんだ「彼の
生き方」「灯のうるむ頃」「砂の城」など意外に身近に感じていた作家でもあった。ただし正直言って宗教色が強そうな
本は何処か敬遠してもいた・・・この日手にした「満潮の時刻」はそんなに宗教色もなさそうなので早速買ってみた。
本の最後の部分で主人公が長崎へ『踏み絵』を見に行く場面があった。そして解説を読んでいると盛んに「沈黙」と
言う作品が登場する事になる。もちろん知ってはいたが、なんとなく宗教色が強そうなので未読だった・・・が次回に
は「沈黙」を読んだ。そこにはまた重要と思われる場面で『踏み絵』が登場する事になる。人に見られる為の絵ではな
く、ただただ「踏まれる為だけ」に存在した『踏み絵』と言うものがどんなものなのか、そこにはどんな 絵 が描かれ
ているのかを見たくなり、長崎旅行を計画し、また 遠藤周作 さんの 「女の一生 一部・キクの場合」「女の一生 
二部・サチ子の場合」の舞台を訪ねるため長崎への旅に出発した・・・

4月10日

雨が降り肌寒さの残る札幌の町を抜けきる頃には雨もあがり千歳空港に付いた頃には空一杯に青空が広がってい
た。飛行機の旅は丁度10年ほど前の名古屋出張以来か・・・丁度昼前の便で福岡に到着したのは14:00過ぎに
無事に到着しJR線に乗り換え更に島原鉄道に乗り換えて初日の目的地 原城 に到着したのは夜もタップリと更け
た頃だった。沿線にはすでに見ごろを過ぎたと思われる桜がそこらじゅうに咲き誇っていた。この日は 原城温泉 で
宿泊した。ここは天草四郎の最期の地 原城 のすぐ目の前の温泉宿である。



4月11日

旅館を出発して 原城跡 へ向かう。徳川3代将軍家光の時代の 島原の乱 で天草四郎が最期のときを迎えるま
で籠城した城で今はその跡だけが史跡として残っている。今発掘調査をしていて当時の人骨や十字架・ロザリオな
どが発掘されているようだ。当時の天守閣跡には天草四郎の銅像やおおきな十字架が建っていた。天気が良い割
には海にガスがかかったようになっていたのは中国からの黄砂の影響だった。

「いま籠城している者たちは来世まで友になる」



原城温泉の旅館の小母ちゃんは大変に親切な人で駅からの送迎は勿論 旅館〜原城跡〜原城駅までの送迎もニ
コニコしながらやっていただいた。この場を借りてあらためて御礼をします。 「小母ちゃんいろいろとありがとう。今度
たずねるときも、必ずそちらでお世話になります。それまでお元気でお過ごしくださいね」。 再び島原鉄道で今度は
島原へ向かう・・・蛇足だがこの島原鉄道も来年には廃線になるようだ。記念に今では滅多に見ることが出来なくなっ
た紙のキップを記念に貰ってきた。踏み絵との最初の対面は島原城天守閣だった。




それは、思いのほか小さく大人の足の2/3くらいの大きさであろうか???良く見ると1つは 踏み絵 でもう1つは
箱状の物だった。それでもかろうじてキリストと思われる人物がそこにはあった・・・が顔の状態は幾度も踏まれた影
響か丸みを帯びていたためにハッキリとは判らなかった。場内を暫し見学した後予定より早く長崎に向かう・・・っとそ
の前に島原鉄道の車窓から見えた雲仙普賢岳。。。あの土石流から早10年・・・普賢岳はあのときの噴火の影響か
山裾にはまだまだ緑はなく茶色の山肌が大部分であった。この山がいつまでも穏やかな表情を続けてくれる事を祈
りつつ長崎へ・・・丁度午後1時過ぎに到着したので今後の日程の為にも見れるところは全部見たいと思い観光タク
シーに乗る事にした。最初は 「女の一生 一部・キクの場合」の大浦天主堂。下の写真左はプチジャン神父がこの



場所で信徒を発見したときの記念レリーフ。真ん中は大浦天主堂の正面。右側の写真は信徒発見の記念にフランス
から送られてきたマリア像だそうです。とっても優しい顔をしていました。また聖堂の中には 「信徒発見のマリア像」
が当時のままの姿でありました。こちらのマリア像はキリストをその手に抱いていました。こちらのマリア像はなぜか
微笑んでいるように感じました・・・このマリア像の前にいると 女の一生のキクの最期の場面が否応なしに思い出さ
れます・・・(;.;) なお大浦天主堂へはこちらからどうぞ 大浦天主堂から上のグラバー邸への途中に資料館があ
りここで踏み絵がみれました。島原城の踏み絵よりは大きな踏み絵でした。 この頃には踏み絵よりもキクの最期の
場面の方が精神の大部分を独占していた為に踏み絵を見ても余り感激のような感じでは無かったのが本当のところ
です。小説「満潮の時刻」で踏み絵を見る場面では「・・・木にはめこまれた銅版の基督の顔は無数の足にふまれた
ためか凹み、摩滅していた。・・・それは衰弱し、消耗し、そして哀しそうな眼でじっとこちらをむいている基督の顔だっ
た。人間と同じように、みじめで孤独な基督の顔だった。・・・」
その後長崎歴史文化博物館でも踏み絵を見たのち平和公園と原爆資料館を見学し浦上天主堂へ・・・下の




写真真ん中は原爆で被爆した聖人の石像。どれも熱線で黒く焼け焦げ、鼻や頭部をかいたものもあり、その姿は
痛々しい。右は大浦天主堂です。聖堂の中は厳荘そのもの・・・中のステンドガラスもお見事でした。このようにして2
日目も無事に終わり長崎での3日目に突入するのであった。


4月12日
長崎での3日目は市内の喧騒を離れ車で30分ほどの距離にある外海地区に向かった。この辺は小説「沈黙」では”
トモギ村”として登場する地区です。最初に行ったのが黒崎教会で、下の写真の左側のマリア像が手招きをしながら
笑顔で迎え入れてくれました。下の写真の真ん中が黒崎教会の内部の様子です。その後、遠藤周作文学館へ・・・
中には遠藤周作氏が生前に使用していた書斎が展示してあり、この書斎からたくさんの名作が誕生したと思うと感
無量でした。そのほか「沈黙」や「女の一生」の草稿なども展示してありハッキリ言ってヨダレ物でした・・・



遠藤周作文学館からほど無い距離に「沈黙の碑」(写真下左)がありそこには

「人間がこんなに哀しいのに主よ、海があまりに碧いのです。」
と刻まれています。遠藤周作氏もここから見る角力灘の海が好きだったのでしょうか???この日も天気は最高に良
かったんですが中国からの黄砂の影響でしょうか霞がかかった様にぼやけて見えました。その後も外海民俗資料館
、ド・ロ神父記念館を見学し写真下右の出津教会へ向かいましたが残念なことにこの日は休みのようで中には入れ
ませんでした。この辺では桜の見ごろはすでに過ぎていましたが残った八重桜やツツジが綺麗でした。



外海地区からもどりまだまだ時間がたっぷりとあったので長崎駅近くの二十六聖人殉教地へ・・・秀吉の時代に禁教
令があった時代にこの地で二十六人のキリシタンが処刑されたそうです。すぐ裏には日本二十六聖人記念館があり
中には細川ガラシャの肖像画がありました。そして踏み絵も・・・小説「沈黙」では踏み絵を踏む場面を「・・・司祭は足
をあげた。足に鈍い重い痛みを感じた。・・・自分は今、自分の生涯の中で最も美しいと思ってきたもの、最も聖らかと
信じたもの、最も人間の理想と夢にみたされたものを踏む。・・・その時、踏むがいいと銅版のあの人は司祭にむかっ
て言った。踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、
この世に生まれ、お前たちの痛さを分かつため十字架を背負ったのだ。・・・」 この場面を思いながら踏み絵を見と、
また違った気持ちで見ることができます。下の写真右側は近くにあった教会の内部です。教会の内部は建物の大小
の違いこそあれ何処に行っても神聖で身の引き締まる思いがします。




4月13日

昨日で予定していた、見てみたかった所はすべて行ったのでこの日はのんびりと市電に乗って大浦・浦上の両天主
堂へ行って来ました。心配だったのは天気でしたが何とか夕方までは持ってくれるだろうと、甘い考えで出かけまし
た。最初の目的地の大浦天主堂に付いたときには雨がポツリポツリから段々と激しさを増していった。すでに1回見
学している事もあり素早く、グラバー邸へ移動・・・がこの頃には大粒の雨がまるで親の仇のように土砂降りとまでは
いかないまでも降り出したのです・・・(涙) だがしかし天は自由亭という雨宿りを我に用意していてくれました。ここで
コーヒーを飲みつつ雨が通り過ぎるのを待つ事にしました。ここで「普段の行い」と言うか「日ごろの行い」が良い証拠
といえば証拠なんでしょう雨も程なく上がり再びグラバー邸を散策し三度大浦天主堂へ・・・キリストを抱いたマリア像
の前でしばらく座っていました・・・小説「女の一生 一部・キク場合」でキクは最期に聖母像に話しかけます「やっぱ
し、ここに来てしもうたよ。清吉さんのことば話す相手はあんたしかおらんもん・・・うちはあんたば好かんやった。・・・
もうだめんごとある。うちは負けてしもうた。あんたと違うてこん体はよごれによごれきっとるけんね。」キクの最期の訴
えに聖母像は大きな眼に泪をためたまま烈しく首をふり「いいえ。あなたは少しもよごれていません。・・・あなたはわ
たくしの子と同じように愛のためにこの世に生きたのですもの・・・今夜の雪は一晩中、ふるでしょう。・・・やがてこの
長崎の街は純白の世界になるでしょう。・・・いらっしゃい、安心して。わたくしと一緒に・・・」 この聖母像を見ただけ
でも今回長崎に来て良かったと思っています。私はこの聖母像の前に一時間以上居ましたが全く飽きませんでし
た・・・いやむしろ後ろ髪引かれる思いで大浦天主堂を後にしたのです。その後市電を乗り継いで浦上天主堂へ。。。
市電の最寄の駅から歩いて15分ほどの距離でしょうか。聖堂内は非常に広く感じました。この頃には雨もすっかりと
あがり空一面には初夏を思わせるような青空が広がっていました。今日が今回の九州旅行最後の夜になるであろう
事は誰が考えてみても全く疑う余地の無いほぼ既成事実のようなことでした・・・しか〜〜〜し

4月14日
朝ホテルでの朝食を済ませ少し早めに長崎駅に向かう・・・ホテルから駅までは歩いても5分ほどの距離で近くには
長崎名物のチャンポンなど食べる事には全く心配の要らない地区で私のような横着者にはおすすめの場所と思はれ
る。長崎本線で有明海を右に見ながら列車は博多駅のホームに定刻より5分ほど遅れて滑り込むように到着した。
博多駅からは福岡空港まで地下鉄で2駅だ。話には聞いていたが主要駅から空港まで地下鉄で移動できるとは何
と便利な空港だろうと関心につつ空港で搭乗手続きを済ませ、昼飯を食う事に・・・その後出発までまだ時間があっ
たので待合室で本を読んで時間を潰していたところ隣のおばちゃんが携帯電話で「札幌と千歳で大雪が。。。」まさ
かと思ったがそういえば天気予報でもそんなことを言っていたような・・・いくらなんでも4月の中旬に雪で飛行機が飛
ばんなんて事があるはずね〜べや〜と思いつつアナウンスでは盛んに札幌の大雪と天候調査を放送していたのだっ
た。福岡は20℃とポカポカ陽気だったものの札幌は雪だったのね・・・そして飛行機の出発の定刻を待合室で迎える
ことになったのだった。結果は無念の欠航。仕方なく博多の駅前のホテルで今度こそ本当の九州最後の夜を過ごす
事になった。。。雪のバカヤロ〜〜〜〜〜


4月15日

福岡を午前中の便で無事に千歳に到着しすぐにお迎えの車で駐車場へ・・・駐車場の車の上には重く湿ったが。。着
陸寸前の窓から見た景色のほとんども白一色でした。高速で札幌まで戻り14:00過ぎに無事に自宅に到着、庭で
は満開のクロッカスが咲いていました。無事に到着してなによりなによりでした。最後に今回の旅行でお世話になっ
た 原城温泉の小母ちゃんやタクシーの運転手さんホテルの従業員そして長崎県民・長崎市民の皆さんに御礼を述
べて終わりにします。あっそれと・・・長崎では教会群を世界文化遺産に登録する運動をしていると聞きました。資格
は充分にあると思いますので是非その様になる事を遠い空の下から祈っています。





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2007釣行記


5月21日

ここ数年の中では約1ヶ月遅れの釣行だ。今時期の北海道は空の青・山の雪渓の白・木々の緑と眼にも鮮やかで爽
やかな季節だ。そんな中をを今年の初釣行は千歳川に・・・水はまだまだ冷たく今年の初釣行は足慣らしと肩慣らし
に終わった。最も一回目から釣ろうなどと甘い考えも無くショックもなし。。。と言う事にします・・・つづく

5月23日
平日と言うのに好天気のせいか沿道にはたくさんの車とフライマンの姿がある支笏湖沿線・・・正面に見える恵庭岳
も雪渓の部分よりも山肌の茶色の部分の方が圧倒的に多くなって初夏の到来を予感させていた・・・湖畔に出ても風
はなくすがすがしい気分だったが水はまだまだ冷たく、しかも全く波もなし。あまり粘る気分にもならず鏡のような支
笏湖をあとにしたのは予定よりも早めの時間帯だった・・・つづく

5月28日
波はまったくない。ときおり足元を群れをなして泳いでゆくアメマスの稚魚が肉眼でもはっきりと見える。正面に見え
る恵庭岳の残雪も残すところあと僅かとなってしまった。週末の荒天がウソのように晴れ渡った今日の支笏湖周辺に
は今日もたくさんの釣り師と山菜採りと思われる車で賑わっていた。前回同様に今日も支笏湖は平和そのものであ
まり粘るような状況とは思われず早々に帰還とした。。。つづく

6月5日

今年の初遠征も昨年同様に道南の鳥崎川とした。この2年間来るたびに悔しい思いをしている川だ。今年の冬は雪
が少なかったために道南の川ではすでに渇水気味のような感じだった。。。朝いつもの場所に到着し今年初の川で
の釣りを開始したが全然反応もなく川を上がっていくとバシャっと出ました。今年の初ヒットは32cmブラウンだっ
た。そのあとも35cmブラウンを釣り最初にしては大満足だった。だがしかし今年もしっかりと悔しい思いもしてき
ました。。。つづく

6月18日
浮島峠を越えた頃からフロントガラスにはポツリポツリと雨が当たり初め最初のポイントに付いた頃には服が濡れてし
まうくらいの雨が降っていた。川は多少濁りがあったが、何とかドライで挑戦してみたが全然アカンかった。。。川を渡
る事も出来ない為に次の場所へ移動した。ここで33cmニジをゲット。取り合えずボー○を逃れてホットする。そ
れからも適当に場所を変えながらやったが小さなニジを釣った程度で初日はドボン・・・つづく

6月19日
昨日とは打って変わって朝から快晴の滝上・・・天気はいいが気温はそんなに上がっていないようで釣りをするには
心地よい天気だ。最初のポイントにはすでに車が1台いたが準備をして川に向ったところ、向こうにエッサマンの姿を
発見した為に近寄るのもイヤになり車で移動した。そこと次のポイントでニジ36cmを釣ることに・・・今回は3匹で1
メートルを越えたので満足しよう・・・つづく

6月28日
滝上方面も徐々に高速道路が延びて今では一部区間を高速を使うと3時間ほどで渚滑川のフィールドに立つ事がで
きるようになりいまでは、日帰り圏内になった。今回は数年ぶりで日帰りを決行する事にした。最初のポイントで36p
を筆頭に35,33cmを次々に釣り上げ気を良くして次なるポイントへ移動・・・そこでSマス48cmを釣り更に気を
良くしてまたまたポイント移動した。。。そこでもホッペを赤く染めたニジ39cmを釣るなど今日はどうしたの???と
自分でも不思議なほどニジマスが良く釣れ結局10匹を軽く越えるほど釣れた・・・がこれだけ釣っても40を越えるニジ
は出なかった・・・なんでだろう・・・まっいいか・・・つづく

7月6日
シトシト雨が降り続く札幌の町を抜け千歳川の畔に到着した頃には雨も上がり爽やかな初夏の風が心地よく吹いて
いた。川の水の量も一時期に比べると減ったようだが、正直もう少し減って欲しい感じか・・・それにしても千歳川の水
はいつ来ても澄んでいてこの川の豊かな自然には、ただただ感服の一語に尽きる。。。いつまでもこのような川であ
って欲しい、と思うのはオイラだけではないよね。釣りの方は全くダメで次回に釣果はとって置くとします。釣りの方は
だめだったがプロのフライマンにキャスティングをご指導していただいたのは、超ラッキーだった・・・つづく

7月13日
数年ぶりに道東の阿寒川に挑戦してきました。過去に2回阿寒湖でつりをやったけども自慢じゃありませんが1匹も釣
った事はなし・・・今回は湖は捨てて、川にかける作戦でした。。。この作戦が良かったのか今回は程ほどに楽しめ始
めてまもなくニジマス46cmをゲットしてほっと一安心。その後も41,41,40,40・・・と10匹以上のニジマスを
釣って今回の阿寒は良い思いをして帰ってきました。これで、遊漁料1500円は高いか?安いか?そのほかにもしっか
りと凄く悔しい思いもして来ました・・・あれはデカカッタ。。。かも???(;一_一) いつの日かリベンジを・・・つづく

7月18日
久しぶりに支笏湖のオコタンペ方面に・・・あいかわらづ支笏湖の水位は多く、歩くのが大変でした。フレナイ川
は。。。渇水でありませんでした。最近は全然雨が降っていないのでその影響か。今年は川での調子が良かったの
で支笏湖でもと甘い考えで行ったが相手にもしてもらえなかった・・・つづく

7月26日

どっちかと言うと暑いのは苦手な為に北の方が良いかな、と思い初めての名寄川へ・・・途中久しぶりに雨にも打た
れて車に積もった埃も少しは落ちたか???橋から見下ろして適当に良さそうなポイントから川へ。初めてなんであまり
良くわからないものの、川は減水している感じでした。暫しの間結構粘ってフライを流し続けてみたが何の反応もなく
撃沈 (´ヘ`;) が、帰りがけ今後の為に川の様子を下調べ・・・次回にご期待を・・・ただし次回名寄川に行くのはい
つごろのの事かはわかりませんが・・・つづく

8月7日

夕方の天気予報では、今日の滝上町はどうやら真夏日だったようで川を歩いているだけで滝のように汗がにじみ出
てくる感じでした。たぶん毛穴もどっちを向いていいのか迷ってしまう、そんな天気でした。それでもたまには雨も降る
ような変てこな空模様・・・日帰りで行ってきた渚滑川は酷く減水していて、こんなの見た事無いというくらいに水が少
なかった。それでもニジマス42cmと39cmを釣って帰ってきました・・・つづく

9月4日

まるで、宝石を撒き散らしたようにキラキラと光る太平洋を横目に見ながら約1ヶ月ぶりの釣行は去年の春以来の日
高静内川へ・・・今年の雨不足の影響か、川の水は少なくその分釣りやすかったが魚からの魚信は全くなく秋の最
初のつりはあえ無く○ーズにて終了・・・川では秋のトンボが大量に乱舞していて、季節は確実に夏から秋へとバトン
タッチされていました。帰り際ふっと空を見上げると秋の青空の真っ只中に1本の飛行機雲が伸びていました。車窓
から見えた、太平洋はどこまでも広く、手前の砂浜から沖へと行くに従い、海の青さが増していて素晴らしく綺麗でし
た。帰りには久しぶりに門別温泉でゆったりしてきました・・・つづく


9月14日

9月も半ばだというのにどうなっているんでしょうか???今日の最高気温はなんと28℃だそうです・・・週末には天気が
くづれそうなので急遽時間を作って行ってきたのは依然として水が多い千歳川だった。。。何時もどうりの清流が迎え
てくれたが川に立ちこむ事もままならず、早めに川を後にしてきた・・・暑い暑いといってもさすがにもう9月の中、街路
樹のナナカマドの実は赤やオレンジに色づいていました。これで、秋の部では未だに1匹も釣れずに○ーズが続いて
います。そろそろ釣りたいなぁ〜〜〜・・・つづく

9月19日

予想はしていたが思った以上に先週末の雨は多かったようで、諸滑川の下流は、その水量と濁りで川に下りた時点
で『今日はヤベーなぁ』と、嫌な3文字が頭をよぎった。目指すポイントはまるでセメントでも流し込んだような濁りのた
めに粘ったものの全く魚の姿を拝めずに・・・それでも流れの脇から34cmのニジを釣れたのはラッキーの一言・・・そ
の後下流に見切りを付けて上流に移動した。先行者がいたがめげずに開始。上流に向ってひたすらキャスティングを
繰り返していると、ほどなく当たりが。。。そしてフッキング。。。が、1ッ発ジャンプの後に、逃げられた・・・(;^_^A。まる
で手が付いているかの様なハヤワザだった。その後は全くのダメダメの為に、下流を攻める事に・・・そして、35cm
のニジマスを釣った。いいぞいいぞと思いつつさらに下にぃ〜下にぃ〜〜〜、が、世の中そんなに甘くは出来てはい
なかったようでぱったりとニジマスの姿は、消えてしまった。。。午後になり空模様もなんだか怪しくなってきた事だ
し、やめて帰ろうと車に戻る途中最後のポイントで遊んでいたら、目を放しているうちに釣れてしまったのは、本日の、
最長不倒38cmニジマスだった。因みに帰り車の中で足まで釣っちゃいました・・・日頃の運動不足か???えヘッ
ヘッ・・・つづく

10月2日

今年の春のリベンジというほどの事ではないけど、オンネトーの紅葉も見たいので再びの阿寒へ・・・楽しみにしてい
たオンネトーの紅葉はまだ、1週間から10日ほど早かったみたいでした。。。んんん〜〜〜残念。阿寒川は平日だと
いうのに各ポイントにはフライマンの姿が・・・2人から3人ほどいて、まるで釣堀のような感じでした。初日という事もあ
り、自分では非常に頑張ったつもりですが、釣果の方は全くといっていいほどダメで25cm程のニジと20cm弱とのヤ
マメを釣っただけで終了。少し大きめのつぼで結構良いサイズのを掛けたんですがフッキングが甘かった様ですぐに
バレテシマイマシタ。この日はたくさんの毛ばりを消費してしまった・・・つづく

10月3日

阿寒から滝上まで移動・・・途中パトカーの先導もあり非常に安全運転で昼頃無事に到着しました。最初は下流の方
に入渓しましたが、濁りの為にサッサと上流へ移動・・・ただし、他のフライマンやルアーマンも考える事は一緒のよう
で結構な人数が入っていました。水は非常に澄んでいて、今にもデカニジが出て来そうなそんな感じ・・・でしたが、
数時間後には失意のうちにポイントを移動しました。。。トホホッ。中秋から晩秋に季節も移ろい、だいぶ日も傾いてき
たころ最後のポイントへ・・・この頃から、左足が冷たくなりウエーダーに小さい穴でも空いたのか、それとも底が磨り
減ったのか???それでも根性で釣りつづけた甲斐があって20cmほどのニジを釣った・・・つづく

10月4日

朝から上流の方へ・・・ただし平日だというのに各ポイントにはすで何台かの車が止まっていました。左足は相変わら
ず水が入ってきて歩くたびにグチュグチュと音をたてています・・・あ〜あっなんだかなぁ〜〜〜と思いつつ2時間ほど
やった後ポイント移動の為に車に戻る為に川を3分の2ほど渡ったその時足を滑らせ左足どころか首までどっぷりと浸
かってしまった・・・(;-;)ここまで浸かったのは数年前に支笏湖で浸かって以来か???デジカメは完全防水型の為
にセーフ、携帯は水に濡れたもののこれまたセーフ。服やズボンはずぶ濡れ、シャツ・パンツもずぶ濡れの為に帰り
の車の中ではノーパンで運転していました(笑)。今回の水浸しで1番の被害はアッシの気持ちだったりして・・・勿論
今日はこれにて終了して、帰宅の途に付きました。そうそう、今回の遠征での1番の大物はこちらです。さ〜てと、今
度はどごイッカなっ・・・つづく

10月18日

デジカメとは違い携帯電話は未だに完全防水型は無いという事で今日買い換えた携帯も従来同様の水には弱いタイ
プの携帯にしました。左ひざの傷口はほとんど乾いてきて右ひざのほうは未だに赤く腫れています。前回水漏れをし
たウエーダーはメンテナンスの成果があった様で水漏れも無くエガッタエガッタ・・・すっかり晩秋を迎えたかんのある
支笏湖は天気は良いものの湖面を渡る風は冷たく立ち込んでの釣りには寒さ対策も必要な季節を迎えたようだっ
た。それにしてもフライマンがあっちにもコッチニモ向こうにもさらに向こうにも、随分いるもんだ・・・膝くらいまで立ち込
んで1時間ほど経ったとき突然に足を滑らせたのかどうか・・・良く覚えてはいないが顔まで支笏湖に浸かってしまい
しかも底に手が届かなかった為に、水没時間が長かった為に携帯はダメになり、衣服もベジョベジョに・・・ウエーダ
ーはまたまた水浸しに。道路脇に置いていた車の陰で全裸になり、念のために持っていったジャージに着替えて無
事に帰ってきました。それにしても2回続けてこんな事になろうとは(泣)皆さんも気をつけましょう・・・つづく

10月30日

雨に濡れた道路。見ごろを過ぎた紅葉。真っ直ぐな道。山頂を隠した恵庭岳。時より見える湖面・・・天気予報の晴れ
を期待していましたが甘かったか。。。時々差す陽の光が木々に当たり道路上にバーコードの様な影を描いていまし
た。釣り始めてから徐々に波・風ともに強くなり非常に寒かったです。周りにいる釣士も同じ気持ちのようで水に入っ
ては休憩、休憩してはまた入る、ということを繰り返しているみたいです。せめて日差しがあれば・・・と、思うもののそ
れは無理な注文か???今日は水没する事も無く無事に支笏湖を後にした。帰り道。道路工事。交互通行。長い車列。
車が通るたびに宙に舞う枯葉。小さな青空。フロントに落ちる小さな雨粒。先日今季初めて雪虫を発見!!!そろそろ初
雪か???あと何回行けるかな〜〜〜ぁ。もう今年は魚を見ることは無いのか???最後は・・・割れる湖面。高鳴る鼓
動。弧を描くロッド。唸るリール。寄せる銀鱗。大いなる達成感。。。と、なればいいな〜〜〜ぁ・・・つづく





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